ペットロスを克服するために
いつかは訪れるペットの死。
私も数年前に愛犬との別れを経験しました。
突然の別れに人間ってこんなに泣けるんだ…と驚くほど涙が止まりませんでした。
飼い主様の中には、辛くて辛くて心を閉ざしてしまう方もいるかも知れません。
うつに近い症状になってしまう人も多いと思います。
こんなに辛い気持ち、いつまで続くんだろう…
私だけがこんなに辛いのかな?
とマイナスなことばかり考えてしまいがちになりますよね。
私も立ち直るまでに時間がかかりました。
ペットの老化や病気で覚悟をしていたとしても、とてつもなく悲しく絶望感に襲われます。
では、ここから立ち直るためにはどうすれば良いのでしょうか。
私はまず、ペットの死を受け入れることではないかと思います。
ペットを亡くして悲しい気持ち、これは愛情があったからこその感情です。
なのでこの悲しい気持ちを忘れる努力は必要ないと思います。
あなたは愛するペットから、どんなことを与えてもらいましたか?
長年一緒に暮らしてきて、たくさんの幸せや癒しを与えてもらったと思います。
名前を呼べば笑顔で駆け寄って来てくれたり、仕事から疲れて帰って来ると玄関で嬉しそうにお出迎えしてくれたり。
可愛い寝顔にも癒されましたね。
落ち込んでいると、心配そうにそっと寄り添ってくれたり。
たくさんたくさんペットから幸せをもらいましたね。
時々、家族や友人とペットの思い出話をしてみてください。
私もこの仕事をしていて、ペットを亡くした方から時々ペットの思い出話を聞かせていただくのですが、思い出話をしている時の皆様の表情は、涙ながらも笑顔が溢れています。
こうして思い出話をしながら少しずつ少しずつペットの死を受け入れ、ペットロスを克服していくのではないかと思います。
ペットを失った悲しみを受け止め、懸命に生きた命に感謝して見送ることが、ペットへの供養にもなると思います。